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2026年8月22日、大阪産業創造館にて行われたTHE HACK 2026に行ってきました。 THE HACKは、日本中に眠る圧倒的な技術力と飽くなき創造欲を呼び覚まし、ぶつけ合うハッカソンイベントです。今回は全国4ブロックの予選を勝ち抜いた15チームが出場し、サイバーエージェント・デジタルフォルンをはじめとする多数の企業が参加しました。

出場メンバー

cpy (作品名:TSUNAGU)

イベントを終えて

今回、少人数のチームで、企画からハードウェアの検証まで一通り経験できたことは、大きな学びになりました。特に、実際に手を動かしてみないと見えてこない課題(通信距離や不具合など)に多く出会い、机上のアイデアを形にすることの難しさと面白さを実感しました。 日本は震災の多い国です。私たちのプロダクトによって、少しでも困っている人の助けになればという気持ちで開発してきました。また、T-Beamというハードウェアや、LoRaという通信技術の知名度を広げることができたなら、それだけでも今回挑戦した意味は大きいと考えています。 今後は大学構内での実証実験を予定しており、より実際の現場に近い形で、一つひとつ確かめながら開発を続けていきたいと考えています。

ハッカソンで作成した作品

TSUNAGU

TSUNAGU.png (1.4 MB)

避難所の運営に関わる現場担当者と本部職員向けに、通信が途絶えがちな災害時でも、避難所の状況(人数・水在庫・緊急度)を止めずに集め、共有できるアプリです。 災害時は停電や道路の寸断が同時に起こり、紙や電話が中心の現場では情報が遅れ、本部が「今どの避難所に何人いるか」すら把握できなくなってしまいます。TSUNAGUは、この課題に向き合うために開発しました。 通常時はスマートフォンやパソコンからリアルタイムに報告・確認ができ、通信が完全に切れた場合は、LoRaという専用の無線を使って、最低限の情報だけでも本部に届けます。通信状態を自動で検知し、人の判断を待たずに送信手段を切り替える設計にすることで、現場の人は「報告する」ことだけに集中できます。「通信が途絶えても、現場の状況は途絶えない」を目指して開発しました。

賞について

TSUNAGU

IMG_8753.jpg (1.1 MB) (左から奥村龍斗、斉藤颯士、梅澤陸)

THE HACK 2026にて、東海予選1位を通過し、本選ではデジタルフォルン賞・副大賞をいただくことができました。 開発にあたっては、まず「何を最初に作るべきか」というMVP(必要最小限の機能)をしっかり定め、そのうえで画面設計や技術選定に時間をかけてこだわりました。LoRaの容量制約を踏まえたパケット設計や、認証・インフラ構成の選定など、要件に対して本当に適切かを一つひとつ検討しながら決めていったのですが、そうした地道な設計・技術選定の部分を審査員の方に評価していただけたことが、何よりうれしかったです。 アイデアだけで終わらせず、Webアプリからバックエンド、LoRaの実機、クラウドインフラまで、実際に動く形まで一気通貫で作り込んだことも評価につながったと思います。開発中には実機を使った検証で不具合が見つかることもありましたが、原因を突き止めて一つひとつ直し、動くところまで仕上げられたのは大きな自信になりました。

投稿者

天安悠斗